【クレエの家づくりノート Vol.2】
「どんな家にしたい?」から始まる家づくり
お客様の「こうしたい」をカタチにするまで
「キッチンを新しくしたい」
「収納を増やしたい」
「もっと暮らしやすい間取りにしたい」
リフォームのご相談では、最初にこのようなお話をいただくことがよくあります。
もちろん、どんなキッチンを選ぶか、どんな床材や壁紙にするか、設備のグレードをどうするかも大切です。
でも、クレエが最初に考えるのは、
「何を新しくするか」だけではありません。
その先にある、
「この家で、どんな暮らしをしたいのか?」
ということです。
今回は、クレエがご相談をいただいてから、どのようにリフォームのプランを考えていくのかをご紹介します。
1.まずは「何に困っているのか」をお聞きします
リフォームのご相談で、私たちが最初にお聞きしたいのは、
「今の家で、どんなところが使いにくいですか?」
ということです。
例えばキッチンの場合でも、
- 収納が足りない
- 掃除が大変
- 作業スペースが狭い
- キッチンに立つと家族の様子が見えない
- 高さが合わなくて腰が痛い
- 古くなって使いにくい
など、不満に感じるポイントは人によって違います。
「キッチンを交換したい」というご希望の中にも、実はさまざまな理由があります。
だからこそ、商品を選ぶ前に、
「なぜリフォームしたいと思ったのか」
をしっかりお聞きすることが大切だと考えています。
小さな不満の中に、暮らしを良くするヒントが隠れていることもあります。
2.「今の暮らし方」を一緒に考えます
リフォームでは、図面だけを見てプランを考えることができない場合があります。
実際にそこで暮らしているからこそ分かることがあるからです。
例えば、
「朝は家族が洗面所に集中する」
「洗濯物を干すまでの移動が長い」
「料理をしているとき、リビングにいる家族の様子が分からない」
「収納はあるけれど、使いたい場所にない」
など。
こうした情報は、図面だけでは分かりません。
だから私たちは、
「普段、家の中でどんな動きをしているのか」
もイメージしながらプランを考えます。
リフォーム後の間取りが図面上ではきれいに見えても、実際の生活では使いにくい。
そんなことにならないように、
「そこで暮らす人の目線」
を大切にしています。
3.「できること」と「できないこと」を整理します
リフォームでは、お客様の希望をすべてそのまま実現できるとは限りません。
特にマンションでは、
- 構造上動かせない壁
- 排水管の位置
- 給水・給湯管
- 換気設備
- 電気容量
- 管理規約
など、さまざまな条件があります。
戸建住宅でも、柱や梁、既存の配管などによって、できることが変わります。
だからこそ、
「やりたいこと」だけではなく「できること」も確認する。
ここがリフォームの難しいところでもあり、私たちの仕事の大切な部分でもあります。
できないことがあれば、そこで終わりではありません。
「では、どうすれば近づけられるか?」
別の方法を考えることも、リフォーム会社の役割だと考えています。
4.「おしゃれ」だけではなく、使いやすさも考えます
せっかくリフォームするなら、
「素敵な家にしたい」
という気持ちは当然です。
私たちもデザインは大切だと考えています。
ただ、見た目だけを優先してしまうと、
「収納はきれいだけど、使いにくい」
「おしゃれだけど掃除が大変」
「照明は素敵だけど、手元が暗い」
といったことが起こる場合があります。
だからクレエでは、
デザイン・使いやすさ・お手入れのしやすさ
をできるだけ一緒に考えます。
毎日使う家だからこそ、
「完成した瞬間が一番きれい」
ではなく、
「毎日の暮らしの中で使いやすい」
ことが大切だと思っています。
5.予算の中で「何を優先するか」を考えます
リフォームでは、やりたいことが増えていくと、予算もどんどん膨らんでしまいます。
最初は、
「キッチンだけ交換しよう」
と思っていたのに、
「床も新しくしたい」
「壁紙も変えたい」
「収納も増やしたい」
「照明も変えたい」
......と、気がつけば工事範囲が広がっていることもあります。
もちろん、予算に余裕があればすべて実現できるかもしれません。
でも、限られた予算の中でリフォームする場合は、
「どこにお金をかけると、暮らしが一番変わるのか?」
を考えることが重要です。
例えば、
「キッチンのグレードを少し抑えて、収納を増やす」
「見た目よりも掃除のしやすさを優先する」
「今すぐ必要な工事と、将来でもいい工事を分ける」
など。
クレエでは、お客様と一緒に優先順位を整理しながら、プランを考えていきます。
6.「5年後、10年後」の暮らしも考えます
リフォームした家は、何年も使っていくものです。
だから、
「今、使いやすいか」
だけではなく、
「これからも使いやすいか」
という視点も大切です。
例えば、
- 将来、段差が気にならないようにする
- 水まわりを使いやすい位置にする
- 収納を取り出しやすくする
- 掃除の負担を減らす
- 将来の生活スタイルの変化を考える
など。
今は小さなお子様がいるご家庭でも、数年後には子どもが成長して生活スタイルが変わります。
逆に、今は問題なくても、10年後には不便になることもあります。
リフォームは「今の家をきれいにする」だけではなく、
これからの暮らしを考える機会
でもあるのです。
7.最後に「この家で暮らしている姿」をイメージします
プランを考えるとき、私たちが大切にしていることがあります。
それは、
「工事が終わったら、この家でどんな生活になるのか?」
をイメージすることです。
新しいキッチンで料理をしている姿。
家族がリビングに集まっている姿。
洗濯や掃除が少し楽になっている毎日。
収納が整理されて、家の中がすっきりしている状態。
朝の支度が以前よりスムーズになっている生活。
そんな**「リフォームした後の暮らし」**を想像しながら、細かな部分を決めていきます。
設備を交換することだけを考えていると、こうした視点を忘れてしまうことがあります。
だから私たちは、
「この工事をしたら、お客様の暮らしはどう変わるだろう?」
と考えるようにしています。
リフォームは「何を選ぶか」より「どう暮らしたいか」
リフォームでは、メーカーや商品の比較も大切です。
キッチンなら、収納や天板、食洗機、レンジフードなど。
浴室なら、浴槽や床、掃除のしやすさ、暖かさなど。
たくさんの商品や機能があります。
でも、その前に考えてほしいことがあります。
それは、
「この家で、これからどんな暮らしをしたいですか?」
ということです。
「家事をもっと楽にしたい」
「家族と過ごす時間を増やしたい」
「掃除の負担を減らしたい」
「将来も安心して暮らしたい」
「家に帰るのが楽しみになるような空間にしたい」
そんな思いがあって、そのためにリフォームをする。
私たちは、設備そのものを売るのではなく、その先にある暮らしを一緒に考えることを大切にしています。
クレエの家づくりノート
リフォームの仕事をしていると、
「こんなところまで考えるんですね」
と言っていただくことがあります。
私たちにとっては当たり前に確認していることでも、お客様からすると知らなかったこともたくさんあります。
だからこそ、この「クレエの家づくりノート」では、
リフォーム会社は普段どんなことを考えているのか。
現場では何を見ているのか。
どんなところに気をつけてプランを作っているのか。
そんな、普段はなかなか見えない部分もお伝えしていきたいと思っています。
リフォームを考えたときに、
「ちょっとクレエに相談してみようかな」
と思っていただけるような、そんなノートにしていけたらと思います。